幼稚園から高校まで一貫教育をしている パシフィックアカデミー(Pacific Akademy)を訪問しました。
プライマリー(3歳~小1) インターミディアム(小2~小5) ミドルスクール((小6~中2) ハイスクール(中3~校)の4つの学校が同じ敷地内にあります。
公教育ではできない教育を、一貫校で始めようというのが、この学校の考えらしい。
学費も高いし、裕福な家庭が通っているという印象、お坊ちゃま・お嬢様学校ですね。
こちらはミッションスクールだし、私立なので、教育方針をそのまま持って帰ることはできないと思うけど、それでも、何かしら得られるものがあるはず。
スティーブンが学校を案内してくれました。
スティーブはこの学校の卒業生です。3歳から高校まで、こちらの学校でした。そして今現在も、こちらの学校で働いています。根っからの、パシフィックアカデミー青年です。蝶ネクタイと笑顔から、人がよさがただよってきます。
こちらは、発表会等をするホールになってます
とてもきれいな学校で、ところどころに使われている色が、すごく綺麗でオシャレでした。生徒さんがいる教室は写真が撮れなかったけど、どこも全部が素敵です
石垣市の学校とは大違いだわ~~
音楽室
体育館
ロッカー
やっぱ「色」 だわ~~~~。 「色」って大切だと思いました。
学校が暗い感じでは良くないと思う。生徒たちのテンションをあげるためにも、気分がよくなるようにするためにも、学校は明るく清潔な場所でなければいけません。
私は、いろんな学校を見てるけど、やっぱり石垣市の学校は地味です。
校門や花壇には、緑や花が沢山あるけれど、校内にはカラフルさがありません。
「色」がない。もうちょっと、お洒落な感じにしてはどうかしら。
みんな制服なんだから、教室くらい、ポップな色をポイント的に置いた方が、気分も明るくなると思います。
担任の先生のセンスで、ちょっと華やかにしてみたらいいと思います。
お金をかけないで、100均の小物を利用したり、カラフルな色を使ったり、いくらでも素敵な教室にできると思います。
私が、担任だったら、自分のクラスの教室をめちゃめちゃ頑張って、かっこよくするかも~。そういうのもありだと思います
教室が無理なら、トイレや廊下、階段などを、もっとカラフルにしてみたらいいはず。
副校長先生が、私達の質問に答えてくれました。 とってもきれいな副校長先生。
こちらの学校では小さい頃から「奉仕」活動を教えているそうです。
「奉仕を教えるのに若すぎることはない」と言ってました。 小さい頃から近くにある老人ホームをボランティア訪問し、高校になったら、貧しい国に出向き学校を作る手伝い等もするそうです。本格的です。
とてもいいと思ったのは、特別支援が必要な学生についてです。
1年間の計画を最初に準備しているそうです。
そして、先生が代わっても、きちんと引継ぎをしていて、長年にわたって、その児童の流れが分かるようになってるそうです。
年に一度は、親や担当の教師を入れ話し合いをして、計画をたてていくそうです。
こちらの学校の生徒は75%の確率で大学に進学しています。
かなり学力が高いです。IB(インターナショナル・バカロニア)を取り入れているとのこと。このIBについては、私もよく分かりませんが、IBでいい成績をとるとスタンフォードやハーバード等に入れるとか言ってました。
私が一番驚いたのは、塾に通っている生徒はいないということでした。家庭教師をつけることも学校側としては快く思わなそうでした。なるべくなら、つけないようにも言ってるそうです。これにはビックリ!!
つまり、学校の授業だけで教えられる自信があるからだと思います。
私立なので、教員の移動がないということもありますが、レベルの高い教員を揃えているという自信があるみたいです。
学校の授業で分からないから塾に通うわけだから、確かに、学校の授業でちゃんと理解していれば、塾の必要はないわけです。
石垣市には 「自分がちゃんと教えられる!!任せといて!!」と自信がある先生が何パーセントいるかは知りませんが・・・多くないと思います。
石垣市の先生達も、各学校単位ではなく、小中連携をもっと強くして、共通意識を持ち、一緒に学び合い教師力を高めあっていくことが大切だと思います。
「自分がちゃんと教えられる!!」という自信がある先生が、どんどん増えてくれたらいいと思います。
子供達の学力向上には、まず教員の教師力を上げることも必要だと思いました。
スティーブ、副校長先生、お忙しい中、私達のために学校案内や説明を有難うございました。 とても勉強になりました